カッパツハッチの半妹で、ハチメンロッピ、オーブルクールの半姉ホイットニーが、母としてTFCに帰ってきた。
未勝利戦優勝後に骨折が判明して休養していた最中、ウォブラー症候群(腰痿)を発症し、3歳秋に志半ばでの引退を余儀なくされたホイットニー。現在はチェスナットファームで人間の手を借りながら繁殖生活を送っている。「以前から(生産者の)中島さんには、ローマステーションの血が欲しいとお願いしていたのです。それを覚えていてくれたことも嬉しかったですね。ホイットニーは、最近はバランスの取り方が上手になって転ぶこともなくなりました。今でも傾斜のある放牧地には放せませんが、母親として頑張ってくれています」とチェスナットファームの広瀬さん。育成者として、ローマンエンパイアはじめ、この血統の多くを手掛けてきた広瀬さんにとっても思い入れのある血だ。
父は、北海道2歳優駿でヒガシウィルウィン以下を大差でぶっちぎり、UAEダービーではサンダースノーとマッチレースを演じたエピカリス。初年度産駒からサントノーレ(NAR2歳最優秀牡馬、同3歳最優秀牡馬)を送り出して周囲の期待に応えている。
ヒーロー28は、9月上旬の馬体重が466キロと、母の初仔としては十分なサイズに成長。やや脚長でシャープな馬体は、祖父ゴールドアリュール、父エピカリスと共通する。歩かせるとクビを上手に使って前肢を大きく、後肢を深く踏み込んで地面をしっかりと捉えて進む。「(ホイットニーは)まずは受胎できるか、そして出産し、ちゃんと仔育てが出来るかを心配しましたが、セリで評価してもらえる馬を産んでくれた事に感謝したいです。この血統らしい気の強い面もありますが、母はマイルの未勝利戦を勝ち、父はマイル前後の距離で強かった馬。その辺りの距離で楽しめる馬になって欲しいし、それを母や、このファミリーを応援してくれる会員の皆さんと一緒に楽しみたい」と、少し照れたように話してくれた。
1歳8月末時点測尺
体高 157cm / 胸囲 178.5cm / 管囲 19.2cm