クラブ卒業生パシュートの仔が、姉のブラックティンカーに続き、今春のクラブ2歳馬募集に登場だ。
父のフォーウィールドライブは、2015年北米3冠馬アメリカンファラオの直仔で、その現役時は、デビュー戦で経験馬相手のステークス競走でいきなりレコード勝ちすると、BCジュヴェナイルターフスプリント(GII)とフューチュリティS(GIII)の2つの重賞勝ちを含む2歳シーズンは3戦3勝の無敗。明けて3歳初戦の一般戦で7着に敗れると、そのまま現役生活を退いて2021年から日本で種牡馬入りした。現4歳世代が本邦初年度産駒となり、現在までに2世代の産駒を競馬場に送り出す。産駒は、交流JpnⅡの東京盃をはじめこれまでに交流重賞3勝を挙げている現役活躍中のヤマニンチェルキを筆頭に、芝ダートは問わないが、スピードを武器にマイル以下の距離での活躍が目立つ。
募集本馬の祖母クリスタルヴィオレはSkip Away産駒の持込馬で、オープン特別の菜の花賞勝ちや、重賞のクイーンCで、のちのオークス馬ダイワエルシエーロの2着など活躍した。その仔で、2018年のクラブ2歳馬募集に提供された母パシュートは、残念ながら精神面に課題があって競馬で結果を出せなかったが、母の後継として繁殖生活を送っている。募集本馬の姉ブラックティンカーは、未勝利戦を勝てず一旦名古屋競馬へ転出し2勝を挙げて中央に再転入を果たすと、今年2月の再転入初戦の1勝クラスでは逃げて3着と、父、母譲りのスピードを発揮した。
募集本馬ヒーロー29は、1歳秋以降、北海道で育成されて、1月下旬に美浦近郊のスピリットファームへ移動した。3月上旬現在、ダートトラックと坂路で育成を進めており、坂路では18-18を消化。馬体重は428キロと同時期の姉よりも小柄だがバランスの良い体型で、父の産駒らしいキレのある動きが目立っている。ご期待いただきたい。
2歳3月上旬時点測尺
体高 155cm / 胸囲 172cm / 管囲 20.0cm